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(The PHANTOM and CHRISTINE take their strange journey to the PHANTOM'S lair. Candles rise from the stage. We see CHRISTINE and the PHANTOM in a boat which moves slowly across the misty waters of the underground lake) CHRISTINE In sleep he sang to me, in dreams he came... that voice which calls to me and speaks my name... And do I dream again? For now I find the Phantom of the Opera is there-- inside my mind... PHANTOM Sing once again with me our strange duet... My power over you grows stronger yet... And though you turn from me, to glance behind, the Phantom of the Opera is there-- inside your mind... CHRISTINE Those who have seen your face draw back in fear... I am the mask you wear... PHANTOM It's me they hear... BOTH Your/my spirit and your/my voice, in one combined: the Phantom of the Opera is there-- inside your/my mind... OFFSTAGE VOICES He's there, the Phantom of the Opera... Beware the Phantom of the Opera... PHANTOM In all your fantasies, you always knew that man and mystery... CHRISTINE ...were both in you... BOTH And in this labyrinth, where night is blind, the Phantom of the Opera is there/here-- inside your/my mind... Sing, my Angel of Music! CHRISTINE He's there, the Phantom of the Opera... (She begins to vocalise strangely, her song becoming more and more extravagant.) |
(怪人(ファントム)とクリスティーヌは怪人(ファントム)の棲家への奇妙な道行きを進める。 たくさんの蝋燭が舞台からせり上ってくる。 我々は地下湖の霧の立ち込めた水面をゆっくりと移動するボートの中にいるクリスティーヌと怪人(ファントム)の姿を目にする) 〔クリスティーヌ〕 眠りの中で彼は私に歌いかけ、 夢の中に彼は現れる…。 私に呼びかけ、名を囁くその声…。 私はまた夢を見ているの? だって 今そこにいる その人が――― オペラ座の怪人なのね、 私が夢に見ていたお方…。 〔怪人(ファントム)〕 もう一度、私と歌うのだ、 私達の不思議な二重唱(デュエット)を…。 お前を支配する私の力がいや増してゆく…。 私から振り返って後ろを見ても、 オペラ座の怪人はそこにいる―――。 お前の幻想の中に現れる…。 〔クリスティーヌ〕 あなたの顔を見た人達は、 恐れをなして後退(あとじさ)る。 私があなたのつける仮面(マスク)になるわ…。 〔怪人(ファントム)〕 彼らが聴いたのは私の声…。 〔両方〕 あなたの/私の心とお前の/私の声は、 一つに繋がり結ばれている。 オペラ座の怪人はそこにいる。 お前の/私の幻想の中に…。 〔舞台の外の声〕 彼がそこにいる。 オペラ座の怪人が…。 ご用心を、 オペラ座の怪人に…。 〔怪人(ファントム)〕 幻想を見る度に、 お前はいつも意識した、 その男らしさと謎めいた魅力… 〔クリスティーヌ〕 …あなたは両方兼ね備えている…。 〔両方〕 この迷宮の中、 何も見えぬ夜の世界に、 オペラ座の怪人はそこにいる―――。 お前の/私の幻想の中に…。 歌え、私の音楽の天使よ! 〔クリスティーヌ〕 彼がそこにいる。 オペラ座の怪人が… (彼女は妖しく声楽を始める。 彼女の歌はますます凄まじいものになってゆく) |
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